マレーシアのお客様

マレーシアのお客様
マレーシアのお客様

 恋人と日本に旅行に来て、これを機会に彼女にプロポーズしてしまおうというサプライズの企画に参加させていただきました。彼女ただ一人だけが、プロポーズされることを知りません。

 マレーシアから来たカップルで、英語や中国語は通じますが、日本語は通じません。そこで、中国語とスペイン語と関西弁でマジックができるカルロス西尾に声がかかったというわけですね。

 ホテルの最上階のバーラウンジ。個室を貸切にしてのショータイムでした。

 人生に関わる大事なイベントですので、念のため、通訳の男性にも同席していただきました。外国語を勉強している方なら分かると思いますが、外国語でのショーの場合、ちょっとした言葉のニュアンスの違いが伝わらないことがあります。そのせいで重要な部分が伝わらなかったり、気分を害してしまっては、せっかくのイベントが台無しですからね。

 ショーは約一時間。たくさんのマジックをしました。一枚のトランプを二人の手のひらで挟んでおいたはずなのに、いつの間にかメッセージが書かれたカードに変化しています。

 スペードの3を破ってから手のひらに握り締めたはずなのに、何故かダイヤの7になってしまいます。 

 二人の相性占いを何度やってみても、絶対に良い結果にしかなりません。

 空っぽのグラスがテーブルにおいてあったはずなのに、バラの花と婚約指輪がすぐ目の前に一瞬でグラスの中に出現します。

 彼は花と指輪を手に取り、片ひざをついて求婚します。

 この日、僕は初めて、カクガリータのポーズと記念撮影をせずに終わりました。いつもなら大いなる笑いで締めくくられる僕のショーですが、この日は涙で幕を閉じました。

 ちなみにプロポーズが始まった時、通訳の男性はタイミングを見計らって退室しましたが、僕は部屋に残っていました。目の前に広がる夜景を背景に二人は抱きしめ合って長いキッスをしていました。

 女性経験の少ない僕は、とても恥ずかしかったです。カルロス西尾のこと、そして日本という素晴らしい国のこと、忘れないでくださいね。

 ありがとうございます。

 

 

 

さくら
さくら

カルロスは、ドーベルマンの

『さくら』とのコンビでマジックをお届けすることも可能です。犬の演じるマジックを見たい方もご依頼ください。

カルロスへのご連絡は『お問合せ Consulta』のページからお願いします。