
午前七時半ごろ、近所のお寺の境内をさくらと散歩していると、小学四年生の女の子二人が、スタイル抜群のドーベルマンさくらに話しかけてきました。初めてドーベルマンに触れたそうです。
なんとこの子たちは、朝から菩薩像のようなものを磨いていました。水をかけ、タワシで洗っていたんです。登校前の時間にですよ。さすがは門前町ですね。ちょっと感心してしまいました。
僕が小学四年生の頃はといえば、クラスメイトの女子のスカートめくりをして先生にどつかれたり、授業中に勝手に新作の手品をして先生にどつかれたり、朝寝坊をして母親にどつかれたり、テレビを見ながら夕飯をのんびり食べていて母親にどつかれたり、長袖のシャツの袖で鼻水を拭いて母親にどつかれていたくらいのものでした。
「なんやアンタ、シャツの袖がカピカピやないか!!」
「帰ったらすぐ弁当箱を出せ言うてるやないかアホンダラ!!弁当箱カピカピやないか!!もう弁当作れへんで!!」
「お前みたいなボンクラがマリックみたいな手品師になれるわけないがな!!」
「手品師するんやったら大学なんか行かんでええねん!!アホンダラ!!」
などとよく叱られていたのを、ふと思い出した一日でした。
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